Introduction

2020年9月13日(日曜/昼)

神﨑えりサイレント映画の旅

上映作品 バスター・キートン監督・主演『探偵学入門』Sherlock,Jr.(1924年)と『文化生活一週間』One Week(1920年)

サイレント映画の旅、第2回は神﨑えりがご案内します。ピアノソロ即興演奏で100年前の名優達と共演します。
コロナ禍による厳しい状況が続いていますが、このような時だからこそお客様に少しでも楽しい気持ちになってほしいと思い、上映作品は世界三大喜劇王の一人、バスター・キートンの代表作を二つ選びました。「偉大なる無表情」と呼ばれたキートン特有の魅力がたくさん詰まった良質な作品を、生演奏と共にご堪能ください。(神﨑えり)

演奏家紹介

  • 神﨑えりEri Kozaki /piano

    神﨑えりEri Kozaki /piano

    国立音楽大学作曲学科を首席で卒業後、フランスに渡り、パリ国立高等音楽院に入学。エクリチュール科の学位を最優秀の成績で取得。また、同音楽院即興演奏科 (improvisation au clavier)に日本人として初めて、ピアノ部門では女性としても初めて合格・卒業する。
    在仏中より音楽活動を積極的に行っており、作曲家として国内外の演奏家達への作品提供多数、即興演奏家・ピアニストとしてはフランス、イタリア、日本、韓国、アメリカ合衆国において多くのコンサート、フェスティバル等に出演。ダンサー、喜劇俳優、映像作家など、異なるジャンルのアーティストとのコラボレーションも多数。
    また、近年はピアノソロ即興演奏による無声映画伴奏に特に力を入れており、これまでに無声映画伴奏ピアニストとして、欧州の国際映画祭において招待演奏を行い、高い評価を得ている。
    現在は東京高等バレエ学校ピアニストを務めながら、後進の指導にも当たっている。

    作品解説 551豚まん大盛り(喜劇映画研究会)
    『探偵学入門』は“笑わぬ喜劇王”バスター・キートンの代表作で、古典映画を初めてご覧になる方には特にオススメ!とにかく自由奔放な創造力に、卓抜したギャグ、驚愕のアクロバット、そして純愛ドラマを巧緻に紡いだ映画史の文化遺産です。
    監督・主演のキートンは、驚異的な身体能力で有名なコメディアンですが、実は撮影技術や現像処理、カメラのメカニズムにも精通していたことはあまり知られておりません。本作は、そのような専門知識をキートン流にフル活用した、現代のCGクリエイターでさえ頭を捻る“悪夢”が見どころの逸品です。
    もうハラハラドキドキ、エッ?ウソでしょ?の連発となること必至ですが…何と、パリで研鑽を積んだ才媛・神﨑えりさんのピアノ伴奏付きで上映!まさに《大人の夢ものがたり》となります。どうぞ皆さんご一緒に、この悦楽のひとときにドップリ浸かりましょう!

    作品データ
    『探偵学入門』Sherlock,Jr.(旧題:忍術キートン)
    45分 ※24コマ
    製作年:1924年
    配給:バスター・キートン・プロダクションズ=メトロ・ピクチャーズ 製作:ジョゼフ・M・スケンク
    監督:バスター・キートン、ロスコー・アーバックル
    脚本:ジーン・ハヴェッツ、ジョー・ミッチェル、クライド・ブラックマン
    撮影:バイロン・ホウク、エルジン・レスリー
    美術:フレッド・ガブリー
    出演:
    バスター・キートン(映画館の青年/名探偵シャーロック・ジュニア)
    キャサリン・マクガイア(カノジョ/大富豪の令嬢)
    ジョー・キートン(カノジョの父親/真珠を盗まれる大富豪)
    ワード・クレイン(田舎町のナンパ男/悪党のボス)
    アーウィン・コネリー(カノジョの家の使用人/執事=悪党一味)
    フォード・ウェスト(映画館のオーナー/探偵の助手ジレット)
    日本語字幕:石野たき子

    併映『文化生活一週間』One Week(別題:マイホーム)
    20分 ※24コマ
    製作年:1920年
    配給:バスター・キートン・プロダクションズ=メトロ・ピクチャーズ 製作:ジョゼフ・M・スケンク
    監督・脚本:バスター・キートン、エディ・クライン
    撮影:エルジン・レスリー
    美術:フレッド・ガブリー
    出演:
    バスター・キートン(新郎)
    シビル・シーリー(新婦)
    日本語字幕:石野たき子